弔電の電報 その歴史 (2

今回も、弔電などで利用する電報の歴史です。

当時ますますし烈化してきた戦局に呼応し、戦時下の通信と輸送力確保を趣旨として、鉄道、逓信両省を合併し運輸通信省が設置されたのに伴って逓信省は同省の外局として通信院となったものです。


日支事変に至るまでの当局の動き


昭和初期における当局の運営は、新局舎移転後の成果に期待を寄せながらスタートしました。


しかしながら、その後経済不況、戦時体制移行など不可抗力な障害に遭遇し、必ずしも予期どおりの進展をみるには至らなかったのです。


数次にわたる電信事業拡張改良計画も、通信機器の改良、特に高速度化への考慮までにはかなりの開きがありました。


従って、日支事変以降における異常な業務量の膨張に対応するそ通機能に重大な影響をおよぼしたことは、種々の記録が伝えるところであり、また記憶にも新しいことです。


昭和9年、長年にわたる懸案であり、かつ通信事業にとって悲願であるとさえ唱えられていた「通信特別会計制度」が実施されました。


将来の事業経営とその成果に対する期待は、全従業員はいうまでもなく、社会各般からも大なるものがありました。


特別会計制度実施にあたり、当局では"無駄排除週間"などの記念行事を開催し、制度の意義、電報サービスの向上の必要性、物資の節約などを強調し、更には周知宣伝室を設置して電信事業のPRを実施したことが記録に残されています。


これは特別会計制度実施への喜びと期待を物語る一例ですが、一現業局においても同様のことでした。

弔電の電報 その歴史

弔電などを送る際に利用する電報。


その歴史は意外と知られていません。


今回は、そんな電報、電信の歴史を紹介したいと思います。


昭和14年の第二次欧州大戦の勃発に次いで、16年には遂に太平洋戦争へと突入。


全世界が戦時体制下に置かれるに至りました。


この間における日本経済は、逐年、戦時経済の色彩を強めていきます。


従って電信事業拡張に要する原資も陰に陽に軍需生産に吸収されるところとなり、13年度以降は毎年度計画へと規模が縮少されるに至りました。


一方、規則・制度の動きについてみると、恐慌から戦時への時代的背景、即ち国策的な要請に基く部分的な変遷にとどまり、大改正は行われていません。


東京・大阪間における写真電報の取扱開始(昭和5年8月)、貼附式和文印刷電信機の採用(昭和12年11月)、日満間(東京・新京)模写電信の開始(昭和18年12月)などがこの時代を代表する電信設備の進歩発展でした。


見のがし得ない重要事項としては、通信院の発足(昭和18年11月)がありました。

「お」と「ご」、敬語の使い方と弔電

お悔やみ、お言葉、お願い、ご弔慰、ご列席、ご着席などの場合の「お」「ご」は尊敬語です。

相手の事物や行為を示す言葉に「お」や「ご」の文字をかぶせることによって、相手に対するご尊敬の意を表わします。

また、「お願いいたします」「御礼申し上げます」「ご報告いたします」のように、願ったり、感謝したり、報告するのは自分ですが、これを相手方に対して行なう場合に、このように「お」「ご」をつけて尊敬表現とする場合もあります。


敬語というのは、相手の人格を尊重する言葉で、尊敬語(相手やその関係事物に対して敬意を表する言葉)、謙譲語(自分や自分の関係事物について卑下することによって間接的に敬意を表わす言葉)および、ていねい語を総称して敬語と呼びます。

電報で弔電を送る際にも、正しい敬語を使いましょう。


has.jpg

スピーチの組み立ての基本と電報で送る弔電

何を話すか中身がきまったら、次は原稿を作ります。

原稿の組み立て方としては三段階法でまとめるのがいちばんわかりやすいでしょう。

(1)序論lI出だし
(2)本払甲i話の中心
(3)結論ll締めくくり

というのがこれです。

弔辞でいえば、

(1)故人への呼びかけ、死を知った驚きと悲しみ(序論)
(2)主になるテーマとして故人の生前の功績や人柄、故人から教えられたこと、故人に抱いていた自分の思いなど(本論)
(3)別れの言葉、冥福を祈る言葉など(結論)

告別式後の喪主の挨拶で言えば、
(1)会葬、見送りに対するお礼(序論)
(2)生前の厚誼や見舞いに対するお礼(本論)
(3)出棺にあたり最後の別れの言葉(結論)

・・・といった具合で、要するに、出だし(序論)と締めくくり(結論)の間に山場となる話材(話の中心)をはさんでスピーチを完成させるというわけです。

こうして原稿ができ上がったら、本番のつもりで声を出して読んでみましょう。

電報で弔電を送る場合でも同じです。

長いようなら大事なところを残して、思い切ってぜい肉をばっさり切り取り、スリムにすることです。

弔辞で心掛けることと電報

1本の弔辞によって後々まで心に残るような感動を経験した方もあるでしょう。

葬儀は、人間一生の終焉の儀式であり、最も厳粛な儀式です。

その中で行なわれる弔辞は、死者に捧げる永遠の別れのスピーチです。

したがって、他の儀式や行事では許されるわずかの失言も許されません。

それだけに、よほど周到な配慮をもって準備されなければならないのです。

これは仏式であれ神式であれ、またキリスト教式であれ、変わりはありません。

まず文章を練って草稿を作りますが、ここで大事なことは、死を悼み、嘆き、惜しむ気持ちを率直に表現すること、感情におぼれないこと。

どんなに親しいなかでも、故人の尊厳を傷つけるようなことのないよう注意すること。

遺族の思いや立場を考え、生々しい死の状況や公表されない死因などにはふれないこと。

故人に対する自分の立場に立ったスピーチを心掛けること、長くなりすぎないこと、などです。

これは電報で送る弔電にもいえることです。

長くなりすぎないように気をつけましょう。

ikiu.jpg

お通夜での挨拶と電報での弔電

霊前で焼香したのち、お通夜の席に残るときは、通夜の手伝いにきている人や、世話役の人にも、「皆さまご苦労さまです」とあいさつをします。

通夜の席では故人の思い出などを静かに語リ合います。

とくに故人のやさしい人柄や、多くの人から慕われていたことを表すエピソードなどを述べます。

決して声を高くせず、おかしいエピソードにも高笑いはいけません。

隣同士の私語も慎みましょう。

電報で弔電を送る際にも、言葉選びには気をつけましょう。

ki02.jpg

死亡の通知とお悔やみの言葉

死亡を通知する側は、丁重に故人との生前の交際に対する礼を述べ、死亡日時や通夜、葬儀の予定などを正しく伝えます。

お悔やみにすぐ駆けつける人は平服でよいし、香典も不要ですが、お悔やみは心から述べなければいけません。

弔意を述べたあと、お役に立つことがあればお申しつけください、と話します。

「返すがえすも残念」など、重なる言葉や繰リ返す言葉は、忌み言葉ですから使ってはいけません。

mo.jpg

お悔やみの手紙の書き方

訃報をあとで知った場合でも、知らせを聞いたらすぐにお悔やみの手紙は出したいものです。

頭語、時候のあいさつは省き、すぐ本文に入りましょう。


・例文・

半年ほど前のことだったでしょうか、お母様がお病気で入院なさったと伺いましてから、どんなご様子かと気にかかりながら、ご無沙汰申し上げておりました。

亡くなられたことも存じ上げず、本当に申しわけない思いでいっぱいです。

学生のころ、泊まりで遊びに行ったときにいただいた夜食の手料理の味が忘れられません。

あのころのやさしい笑顔を思い出します。

あなたの深いお悲しみ、心よりお察し申し上げます。

ご悲嘆とお疲れのあまり、お体をこわしたりなさいませんよう、くれぐれもお大事になさってくださいませ。

心よりお悔やみ申し上げます。

気持ちを伝えるには

電報は、ただ文字を並べるだけでは弔意を伝えることが難しいです。

わたしは電報局の指定文章は使ったことがありません。

所詮は無表情な文字が続いているだけで、結婚式でも、葬儀でも、その他大勢で片付けられてしまうからです。

わたしはこれまでいろいろな結婚式や葬儀に参列してきましたが、感動する文というものにはほとんど出会うことがありませんでした。

17文字や31文字の俳句、短歌という世界唯一の短詩型の芸術を持つ国の人が・・・

と、不思議でなりません。

もっと、気持ちを素直に文字にすることをお勧めします。

形式にとらわれず、型にはまらず、工夫してみたらどうでしょう。

先月、友人の結婚式で、新婦の父親宛に来た電報には感動しました。

「嬉しさも 半分なるや 花嫁の父」

嬉しいけど、嬉しさも半分くらいかい?という、新婦の父の友人のひやかしと、優しさにあふれたこの短い文章。

とてもいい電報ですよね。

忌みことばとは

計報というのは文字どおり突然に訪れます。

死去の知らせを受けたとき、何をおいても弔問するのが礼儀。

でも、何かの都合ですぐには出向けない、遠方で列席できないということもあります。

こうしたとき、まず弔電を打っておきましょう。

ただ注意してほしいことは、お悔やみの電報、簡単なものでよいのですが、忌みことばに注意することがあります。

代表的なものを挙げますと・・・

また ふたたび 重なる なお またまたなお かえすがえす かさねがさね じゅうじゅう 追って 迷う 浮かばれない

といったことばがあります。

迷信といってしまえばそれまでですが、悪いこと、不吉なことを連想、あるいは二度と起こすことのないようにという配慮がこめられてのものです。

管理人のお気に入り

カテゴリー